大学生のシズカツさん~静岡就職活動研究サークル~


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株式会社しずおかオンライン

  • UP : 2016/12/15
  • 静岡県静岡市

生活者の日常を彩る地域密着企業

株式会社しずおかオンラインは、生活者第一主義のグループポリシーのもと、女性向けフリーマガジン『womo(ウーモ)』や住宅情報誌『イエタテ』など、静岡の暮らしに関わる情報を地域の生活者に向けて発信しています。近年はイベントや座談会などにより、生活者を巻き込み事業を発展させていくことを目指しています。社員平均年齢32歳!若い人材や女性も活躍するしずおかオンラインの仕事について、入社3年目の前迫紗由美さんと管理職を務める鈴木優子さんに伺いました。しずおかオンラインのマーケティング戦略だけでなく、女性としての働き方も考えさせられるインタビューです。

静岡女性から根強い支持を誇る

静岡市葵区を拠点とする株式会社しずおかオンラインは、1993年に「地域の暮らしに幸せな瞬間を届ける」ために出版社として創業しました。創業から23年、時代の変化とともに提供するメディアも増え、現在は女性向けフリーマガジン『womo』や住宅情報誌『イエタテ』、スマートフォンアプリなど、地域の生活者のライフスタイルに寄り添ったメディア運営にこだわっています。特に静岡女性からの認知度が高い『womo』は、イベントやセミナーへの参加が年間2000人(2016年)を超えるなどアクションを引き出すことにも定評があります。 

 

しずおかオンラインの特徴は企画から制作(取材・撮影)、流通、運営、フィードバックを全て自社で取り組んでいること。生活者のニーズにスピーディーに応えられます。営業や編集、マーケティングなど計11の職種があり、職場がワンフロアでつながっています。部署・職種の垣根をこえてコミュニケーションが活発に行われているのも、この会社の魅力のひとつです。しずおかオンラインでは現在90名が働いており、スタッフの半数は女性で、平均年齢は32歳。産休・育休をとった後、活躍しているスッタフは7名いらっしゃいます。若い人材や女性が多く活躍している会社としても注目を集めています。

『womo』のマーケティング

創刊10年をこえ、「しずおかオンライン」の代名詞とも言える女性向けフリーマガジン『womo』。主に20代後半〜30代の女性向けに毎月第4木曜日に発行され、静岡のグルメやビューティー、ライフスタイル情報が掲載されています。発行部数は県内15万部。その消化率も94%ということで驚きです。 

 

実は、この『womo』の前身は『eしずおかマガジン』と呼ばれるクーポンメインの雑誌でした。2005年に、情報に敏感で周囲への波及効果の高い女性をターゲットにリニューアルする形で『womo』を創刊。「安さではない、誰かに紹介したくなるようなお店の魅力を発信し、静岡女性の生活をもっと楽しく、アクティブにしたい。」という想いを込めて、内容を一新させました。 

 

大学時代からマーケティングを学び、現在マーケティング課で働いている前迫紗由美さんは、生活者のライフスタイルに寄り添う「生活者第一主義」に惹かれて、入社を決めたそうです。営業を経て、昨年から希望していたマーケティング課で、街頭調査やユーザー・読者インタビュー、競合他社の分析を行っています。 

 

「マーケティングは顧客を創出して維持することだととらえています。『womoビューティー』を活用されたユーザーさんから、“womoをきっかけに綺麗になったことが嬉しくて、お店に通うようになりました”という声などを頂くと、ちゃんと人を動かすきっかけになっていると実感できてうれしいです」と前迫さん。そのためにユーザーや読者と会うことのできる機会を大切にしているそうです。

女性が管理職として働くということ

しずおかオンラインは女性管理職が活躍していることも特徴です。入社12年目の鈴木優子さんは、これまでに2度管理職を経験されています。womoの営業としての実績を買われ、入社2年目に営業課長を経験し、その後、産休で一度職場を離れるも、復帰後の現在は会社全体の組織体制や予算管理、人事・採用などを行う管理課課長に抜擢されました。 

 

鈴木さんが初めて管理職を経験した当時は、まだ社員30名ほどの小さな会社でした。「私が入社したのはちょうど『womo』を創刊した年です。会社としてもチャレンジの多い中で、重要なポストを若くして任せてもらえることをうれしく感じました」。 

 

その後、出産を機に一度職場を離れることに。「実は、産休で職場から離れた際に社会との接点がなくなった気がして焦ったんです。」という鈴木さん。家事や育児だけをするよりも外に出て仕事をする・社会と接点をもつということが自分のスタイルなのだと感じたそうです。 

 

鈴木さんをはじめ、出産後・育児中の女性が継続して働くことのできる理由はしずおかオンラインの勤務体系の柔軟さにあります。お子さんがまだ幼い鈴木さんは、所定労働時間(9:30〜17:30)よりも30分前倒しで働くことで仕事と家事・育児を両立できるようにしているそうです。さらには、「管理職という、人を動かし自分自身で判断・決定できる立場は、限られた時間の中で効率よくアウトプットできる」と鈴木さん。時間に制約がある生活だからこそ、管理職として働くことのメリットを感じているそうです。

生活の”当たり前”を変える

しずおかオンラインが目指すのは、いつでも、どこでも、誰でもアクセスできる地域情報のプラットフォームをつくることだそう。フリーマガジンやスマートフォン、イベントなど、地域の生活者に向けてさまざまなメディアを使って地域の情報をコーディネートすることです。「毎日の暮らしの中にたくさんの小さな幸せをつくることで、地域をもっと素敵にする」、それこそがしずおかオンライングループの使命なのだそうです。

 

地域情報のコーディネートにはさまざまな切り口がある中で、前迫さんは「『womo』と読者がリアルに触れ合えるような機会をもっとつくりたい」と言います。例えば、8月に第1回を開催した映画上映会。『womo』会員限定の映画上映会で、金曜日の夜に行われました。「最近は仕事終わりにまっすぐ帰宅する人が多く、外で自分の時間を楽しむということが減っているように思います。女性が普通だと思っている生活のリズムを『womo』が入っていくことでさらに魅力的に変えるきっかけづくりをしたい。」と前迫さん。

 

他にも、『womo』に掲載された店舗とユーザーを直接つなぐ期間集中型のビューティーセミナー・体験イベント『womoビューティーウィーク』を実施。

「女性の訴求力を最大限に活かすだけでなく、さらにそのユーザーを巻き込んでつくる」マーケティング力が、しずおかオンラインが地域に根ざすメディアを送り出し続ける理由なのでしょうね。

取材チームの感想
取材をさせて頂いた鈴木さん、前迫さん共にしっかりと自分の働き方をもっている方でした。またお二人の雰囲気や話のかけ合いから、社員の方が活き活きと働ける会社なのだと実感しました。今回の取材を通して、よりwomoファンになりました!  取材スタッフ:太田初音、角南有希、加島愛、竹内麻祐、榑林彩子、星野達哉