大学生のシズカツさん~静岡就職活動研究サークル~


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木村飲料株式会社

取締役営業本部長 星野勇介氏

  • UP : 2016/01/25
  • 静岡県島田市

サワーを見たら木村飲料を思い出して!

有名だから…ってなんとなく大企業で就職したいと考えているキミ!中小企業のこと、本当はよく知らないんじゃない?「ウナギコーラ」に「わさびラムネ」他では味わえない不思議なラムネの製造は0から1をつくる中小企業だからこそできるおもしろシゴトなんだって!

 

中小企業だからこそ作れた“変なラムネ”

静岡県民なら、きっとよく目にする「しずおかコーラ」を作っているのが、木村飲料株式会社だ。商品には「抹茶サイダー」や「わさびラムネ」など一風 変わった飲料がズラリ。変わった飲み物の専門会社かと思いきやとんでもない、コンビニのプライベートブランド飲料の製造をはじめ、サワーの割り材である炭 酸水の製造では、なんと全国シェアNO.1。アメリカやヨーロッパにラムネを輸出し、県内NO.1の輸出額を誇る、清涼飲料水の製造販売会社だ。“変なラ ムネ”に着手したのは、下請けではなく、将来、自社で商品開発するチカラをつけるため。「作るなら大手には絶対に作れない商品を作りたかった」と星野さん。日本には中小企業を守るための「分野調整法」という法律があり、ラムネやびん詰めコーヒー飲料などを、大手企業は製造することができない。「ラムネを 作る中小企業は全国に45社あるが、似たような商品を作っている。それなら、誰も作っていないものを」と、どこにもない新しいラムネを誕生させた。

“変なラムネ”シリーズでは、企画から販売までひとりが担当するというから驚きだ。大企業では開発費と時間がかかって、担当するのはごく一部。「中小企業の仕事は大変だけど、自分の力を発揮できる」と星野さん。

個人に合った働き方が女性の活躍を支える

木村飲料では、男性だから女性だからということはあまり関係なく仕事にあたる。もちろん力仕事などは向き不向きがあるけれど、問われるのは、本人の やる気と実力。実際、営業で活躍しているのは女性だという。「しずおかコーラ」などの商品を導入しているお得意様は、お土産物店やサービスエリア。先方で の商談や自社商品を陳列する棚のメンテナンスなどは、きめ細やかさが求められる、女性に向いている仕事。女性にとって大きなライフイベントである出産・子 育てについて伺うと「みんな何度も戻ってきてくれていますよ」とのこと、2人目3人目も安心して産める環境があるようだ。営業、生産管理、事務など、年齢 や状況に合わせたポジションに就ける体制。海外出張してバリバリ働くこともできるし、家庭と両立させて働くこともできる。いまは、結婚後に収入面でも男女 が協力しあう時代。女性が長く働き続けられる環境が家の近くにあることは大きなメリットがある。

静岡の魅力は「ひとつの国として仕事ができるオモシロい場所」

「100人いるうちの3人を狙う」という考えもあって誕生した“変なラムネ”。気にするのは流行ではなく別分野の動向であるという。たとえば、最近 では果物の売れ行きが悪いことに注目し、地元農家とコラボした「静岡マスクメロンサイダー」を企画。「ただ単に飲料を売るのではなく、静岡の農業と共存す る、新しい時代のながれを作りたい」と星野さんは語る。それを自分の手でできるのが地元で働く魅力だという。静岡は交通も便利で特産品も豊富、環境資源も 温暖な気候もある。地元の特産品を作って売るには適した場所であるという。たとえば「しずおかコーラ」を販売するサービスエリア。東京—大阪間で必ず通る 場所だから、全国に先駆けて観光地化していると言われる。ここにもチャンスがある。つい都会に憧れてしまうけれど、静岡は、県民が思うよりはるかに広く て、大きな可能性を秘めているようだ。

取材チームの感想
今まで私は地元の静岡には何もないと思い込んで、なんとなく就職するなら大企業、県外だと思っていました。そのため、取材で知った中小企業や静岡で働く魅力というのは衝撃的でした。また、星野さんの語りの中に「自分の力で会社を、静岡をよりよくしたい」というような熱い思いを感じ、自分が仕事に求める、“働くやりがい”について考えるきっかけとなりました。